ガソリン価格高騰

車を運転する人なら必ず気になる「ガソリン価格」はいつまで高騰が続くのか…

  1. ガソリン価格の推移はこちらです。
  2. 1966年の最安値は1リットルあたり50円となる
  3. 第一次オイルショックを迎え100円となる
  4. 第二次オイルショックを迎え177円となる
  5. 2008年に起きたリーマンショック前に182円となる
  6. 2020年、コロナ禍の影響により120円台まで下落
  7. 2021年10月に160円台
  8. 2022年1月に170円台


2020年2月頃、世界的に原油価格が下落していたこと新型コロナウィルスの世界的流行で原油の需要の減少の影響でガソリン価格のが下落しました。
しかし5月以降は、ワクチン接種が進んだことから世界経済は再び回り始め石油需要が急増したことにより、緩やかに上昇しています

2021年末頃には、原油産出国で組織される石油輸出国機構(OPEC)が需要の再下落を懸念して増産を見送っていることの影響もあり160円台まで高騰しました。

燃料油価格激変緩和補助金

2021年12月から経済産業省が実施している【燃料油価格激変緩和補助金
燃料油価格激変緩和対策事業は、原油価格高騰がコロナ禍からの経済回復の重荷になる事態を防ぐため、燃料油の卸売価格を抑制すべく、燃料油元売り業者に国が補助金を支給するものです。

緩和措置は期間中に全国平均ガソリン価格が1リットル170円以上になった場合、1リットル当たり5円を上限として、燃料油元売りに補助金を支給する仕組みでしたが
3月10日からは25円に、4月28日からは35円に引き上げられ、さらにそれでもガソリン平均価格が1リットル170円を超過したらその分の2分の1を支援するとの発表もありました。
10月までは上限額35円のまま維持、11月から5円ずつ下げる案が検討され、期限は12月末日までとし、調整中とのことです。

2022年の傾向と今後は

2022年1月27日の、ガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は170円となり、緩和措置が発令されました。
1リットル当たり170円を超えたのは、2008年9月以来の約13年4カ月ぶりとなりました。
6月は、補助金がない場合レギュラーが1ℓ当たり215円になるほど、ガソリン価格の高騰が続いていました。

10月も、補助金がない場合レギュラーが1ℓ当たり205円とまだ高値が続いています。
今後の見通しについて石油情報センターは、「産油国の減産などで値上がりしていた中東の原油価格はこのところ下落傾向に転じているため、ガソリン価格は値下がりするのではないか」と話しています。